ここ最近、ご相談の件数がぐんと上がったのが採用パンフレットについて。
新卒のフレッシュな学生さんを希望されることが多い業界です。
でも近年。
この幼児教育の業界でも、先生たちの『ライフワークバランス』を大切にする園長先生が増えてきました。
埼玉県のI幼稚園、3年目の先生の退職時の理由。
「幼稚園はもともと3年勤務と決めていました。」
園長先生は最初、ポカンとしてしまったと言っていました。
幼稚園の先生になることが最終ゴールではないという考え方。
この先生もきっと、
「ここで精一杯、自分の全てを出し切ります!」
という気持ちで入職しています。
でも、人生一度きり。
自分に合った場所を探し続けたり、
興味あることが多方面に向いていたり、
専門職とはいえ、仕事に対する受け止め方もさまざま。
『自分らしく生きる』
そんなことを多く教わってきた現代の学生たち。
大事なのは、
『自分らしく、この瞬間を一生懸命生きる』こと。
その時、その瞬間を大事に生きることを伝えていくことが大切です。
『あなたの人生、あなたらしく生きて欲しい』
そんなひと言を添える気持ちが、響く時代。
採用する側(経営者)の受け止め方も、確実に変わってきています。
近頃、50周年記念など大きな節目を迎える園さんが多く、記念誌制作のご依頼を受けることが増えて参りました。
私の仕事内容として一番多いのは、コーディネート。
園さん側のご要望を丁寧にお伺いし、デザイナーさんや全般仕切ってくださる方(言わばプロジェクトリーダーですね)の ご意向との調度良い着地点を見つけ、すり合わせる仕事。
これに専念することが本当に多いのですが、正直、一番気を張る仕事であることに最近よく気付かされます。
なぜなら。
その園の歴史に触れ、本気で理解しようとする気持ちが、何より必要で、大切だからです。
とある園長先生が昔、言っていました。
よく物事を忘れる人と、忘れない人の違いは、
『本気で聞こうとしているか』の差だけだと。
何事も一生懸命な人には、その人が何歳であろうと惹かれるもの。
子どもって、遊びにいつも一生懸命。手を抜かない。
だから面白い発想が生まれて、ついつい目で追いかけたくなる。
常に何かに夢中になっている人って、魅力的。
正直、少し昔の考え方からすると、『それが仕事であれば素晴らしい!』といった捉え方が一般的だったのかも知れない。
でもその内容は必ずしも仕事ばかりである必要はないかな、と思っています。
ただし、
“誰かの為に”つかう時間であること
夢中になったあと、“自分が輝く気持ち”に繋がること
この2つのポイントこそ、心の充実感や成長に差を出すポイントな気がしています。
本気で聞く、一生懸命な時間がある。
そんな仕事と出会えて、改めて 園さんやチーム全体の皆さまに感謝です。
寒い朝。
きれいな音色が聞こえてきたのは、神奈川県のとある幼稚園の門扉。
この園さんは音楽の専門講師がくる日は、
決まってアコーディオンの生演奏で子ども達をお出迎え。
帰りの風景も同じ。
「◯◯ちゃん、今日お弁当一緒にたべてくれてありがとね〜。」
と言いながら、アコーディオンを弾いている 。
子ども達もお迎えにきた保護者の方もみんなにこにこ。
ふんわりした空気が流れる時間。
そこにしかない時間を体感できると、
人は心にゆとりを持てる気がする。
そんな幼稚園さんがお客さまであることに、幸せを感じた日でした。
今年、小学1年生になった甥っ子の話しです。
サッカークラブに所属しています。
準決勝に進めるかの大事な試合で、2ー2の引き分けとなり、PK戦へ。
甥っ子は大事な3番手となったそう・・・
チームメンバー、保護者、誰もが緊張の糸を張りめぐらせている空気。
そんな中、幼稚園時代、大の仲良しだったともだちがひと言。
『みんな、せいまは緊張してるから、あんまりせいませいま言うな!』
“ともだちの気持ち”が、よく分かるから出たことば。
小学校は別々になってしまったけど、今でもお互いが大好きで、喧嘩もする、仲良しのともだち。
幼稚園生活の3年間で、いろんな経験を、いろんな気持ちを共感したともだち。
でも、ただ一緒に過ごしてきただけでは、ここまでともだちの気持ちに気付くことは出来ないかもしれません。
何か事件が起きた瞬間や、その時しか味わえない感動や臨場感など‥
いろんな場面で、まわりにいる大人(保育者)が、人の気持ちに気付ける言葉掛けをしてきたからではないか、と思います。
幼稚園でどんなことを身につけて、小学校へ進学するか。
身近な人を死に追いやってしまうような、心痛むニュースが飛び交う時代。
幼少期に、ともだちの気持ちに気付ける、寄り添える機会をたくさん与えられる現場で溢れていて欲しいなと思います。
因みに甥っ子は、かっこいいシュートを決め、見事!準決勝進出を果たしました^ ^
2015年バージョンは、レオ・レオニさんデザイン。
『どうするティリー?』という絵本の一コマを使用させていただきました。
生きていれば、大なり小なり何度も壁にぶつかります。
おとなになる準備段階で、壁を乗り越える術がよく分からなくなったとき。
運動会メダルを手にして、自己肯定感にあふれていた幼稚園時代を思い出し、
『ひとりじゃないんだ』
と思ってほしい。
そんなときこそ、幼稚園に足を運んでほしい。
そんな、心の支えになるような園の思いをメダルに込めて、子どもたちに手渡して貰えたら嬉しいです。
今年は初挑戦となる、1分間のWeb CMも作ってみました。
http://youtu.be/3lqV46MuQhc
今年も、たくさんの子どもたちの笑顔に、光るメダルが届きますように。
神奈川県川崎市のとある幼稚園さんでの、心あたたまるお話し。
5月の心地よいお天気の午前中。
ホールから沖縄民謡、三線の音色が‥。
卒業生のお母さま方が何やらいそいそと、美味しそうなものをたくさん作っていました。
その日は‥
“お母さま方のため”の、ウェルカムパーティーの日。
卒業生のお母さまが、新入園児のお母さまをおもてなしするという企画の日でした。
『ようこそ、◯◯幼稚園へ』
『こんなところが、ここの素敵なところです』
『3年間、子ども達だけでなくママたちも一緒に園生活を楽しんでね』
そんな想いに溢れた空間でした。
保護者の方から、そんなイベントをやりましょうと声があがったそうです。
第一子のお母さまにとってはドキドキしてしまいそうですが、毎年ほぼ全員出席とのこと。
保護者同士の交流は、低い目線から見上げている子どもにとって、いつだって嬉しいものです。
子どもを取り巻く環境は、この園さんのようにたくさんの【繋がり】で溢れていたいですね。
ちなみにメニューは‥
本格派タコライス!!
美味でした^ ^
今年もこの季節がやってまいりました。
ホンモノを届けたくて、作り始めて11年目になります。
幼児期の運動会―
子どもたちにとって、いろんな思い出に残る日。
多くの子にとっては、大好きな家族が応援に来てくれて、嬉しい日。
これまで練習してきたことを発揮し、心も身体も成長できる日。
日常の保育内容とリンクさせて、子どもたちの晴れ舞台のため、先生も気合いが入る一日です。
そんな一日の終わりに。
大好きな先生に。
ずしっと重みのある“ホンモノメダル”を、「がんばったね」の一言を添えて、首にかけてもらえたら…。
思い出に残る特別な日の締めくくりに。
子どもたちに最高の笑顔になってもらいたくて。
その想いだけで、今年も作りました。
今年は、エイブルアート・カンパニーさん(http://www.ableartcom.jp/newsb/)というところへデザインを依頼し出来上がりました。
太田宏介さんというデザイナーさんが描いてくださいました。
エイブルアートさんは、障がいを持つ方のアートな才能を、より多くの方に触れてもらう活動を積極的にされている会社です。
太田さんは先日、銀座で個展をされて、ご本人にお会いすることはできませんでしたが、素敵なご家族に支えられて作品を生み出していらっしゃることを知りました。
そんな方にデザインをしていただけたことに、改めて幸せを感じた時間でした。
今年も、たくさんの子どもたちに…
ホンモノに触れてもらいたい。
たからものメダルが、一人でも多くの子の手に、届きますように…!!
多くの幼稚園さんは、この時期夏休みに入っています。
つい先日、都内のとある幼稚園さんへ行くと、先生方が汗を流しながら一生懸命大掃除をしていました。
学期末、どこの園さんでも見られる光景ですね。
ですがこの園さんはちょっと違います。
表題通り、3日間みっちり、大掃除の為だけに出勤します。
絵本一冊一冊を手に取り、ブラシや綿棒を使って、隅々まで…。
園長先生の想いは、以下の通りです。
『掃除は自分を磨くいいチャンス。
見えないところまで掃除をすることは、埋もれてしまう子どもを発見する保育者になれることに通ずる、と先生達に話している。
幼稚園における大掃除とは、単なる掃除ではないと思っているよ。』
その通りだなと感じました。
この園の先生方は、生き生きとした顔で、掃除をしていました。
『保育中も、落ちているティッシュに気付けない保育者は、子どもの黄色信号に気付けないと思う。
そんな姿を見たら、いちいち取り上げて、職員全体に話しをする。
僕は(園長とは)、職員全員の担任だと思っているからね。』
と話す園長先生。
企業でも教育の現場でも、一つの組織を作り上げていくうえで、一番忘れてはいけないことは、
”みんなでここを、より良くしていこう”
と思う気持ちの一致です。
理想論ではなく、それを現実としている園さんが、リンドウのお客様には沢山いらっしゃいます。
そんな園さんを、もっとたくさんの経営者の方に伝えていかなくちゃ!と、使命感を感じた日でした。
ある幼稚園さんで聞いたお話し。
毎年、保護者の方のお手伝いが沢山で、活気のある運動会だそうです。
中でも、年長組・お父さんによるラストの競技。
毎年ケガ人が出るほど白熱するというのは、聞いたことのあるエピソードです。
この園さんのすごいところは、お父さんの参加率がほぼ100パーセントというところ。
様々な事情で離れて住んでいるお父さんも、この日は子どものために参加してくれるそうです。
お父さん・お母さんは、他に代役を務めることのできない存在。
幼稚園の「叶えてあげたい想い」と、ご両親の「わが子の為にという想い」が、一つになる日。
「きみが大事だよ」
と、しっかり子どもに伝わる一日にしてあげたいと思う園長先生。
そんな大切な運動会に、弊社の「ホンモノメダル」が手渡されていて、大変嬉しく思います。
今年度モデルも、いよいよデザインが完成いたしました。
今年も、たくさんの子どもたちの手に、ずっしり重いホンモノメダルが届くといいな。