花咲き山のつぼみ話

リンドウアソシエイツがいろいろな園さんとのめぐり逢いの中でお伺いしてきた心あたたまる物語を、ご紹介させて頂きます。読んで頂いた心の中にじわーっと広がり、周囲の方々に話して頂き、広まり・・・そんな『あたたかいきもちになる連鎖』のきっかけとなれたらと思います。


3日間連続、大掃除をする幼稚園
2012.07.27

多くの幼稚園さんは、この時期夏休みに入っています。
つい先日、都内のとある幼稚園さんへ行くと、先生方が汗を流しながら一生懸命大掃除をしていました。
学期末、どこの園さんでも見られる光景ですね。

ですがこの園さんはちょっと違います。
表題通り、3日間みっちり、大掃除の為だけに出勤します。
絵本一冊一冊を手に取り、ブラシや綿棒を使って、隅々まで…。


園長先生の想いは、以下の通りです。

『掃除は自分を磨くいいチャンス。
見えないところまで掃除をすることは、埋もれてしまう子どもを発見する保育者になれることに通ずる、と先生達に話している。
幼稚園における大掃除とは、単なる掃除ではないと思っているよ。』

その通りだなと感じました。
この園の先生方は、生き生きとした顔で、掃除をしていました。


『保育中も、落ちているティッシュに気付けない保育者は、子どもの黄色信号に気付けないと思う。
そんな姿を見たら、いちいち取り上げて、職員全体に話しをする。
僕は(園長とは)、職員全員の担任だと思っているからね。』

と話す園長先生。


企業でも教育の現場でも、一つの組織を作り上げていくうえで、一番忘れてはいけないことは、
”みんなでここを、より良くしていこう”
と思う気持ちの一致です。


理想論ではなく、それを現実としている園さんが、リンドウのお客様には沢山いらっしゃいます。
そんな園さんを、もっとたくさんの経営者の方に伝えていかなくちゃ!と、使命感を感じた日でした。


最近の物語

バックナンバー