多くの幼稚園さんは、この時期夏休みに入っています。
つい先日、都内のとある幼稚園さんへ行くと、先生方が汗を流しながら一生懸命大掃除をしていました。
学期末、どこの園さんでも見られる光景ですね。
ですがこの園さんはちょっと違います。
表題通り、3日間みっちり、大掃除の為だけに出勤します。
絵本一冊一冊を手に取り、ブラシや綿棒を使って、隅々まで…。
園長先生の想いは、以下の通りです。
『掃除は自分を磨くいいチャンス。
見えないところまで掃除をすることは、埋もれてしまう子どもを発見する保育者になれることに通ずる、と先生達に話している。
幼稚園における大掃除とは、単なる掃除ではないと思っているよ。』
その通りだなと感じました。
この園の先生方は、生き生きとした顔で、掃除をしていました。
『保育中も、落ちているティッシュに気付けない保育者は、子どもの黄色信号に気付けないと思う。
そんな姿を見たら、いちいち取り上げて、職員全体に話しをする。
僕は(園長とは)、職員全員の担任だと思っているからね。』
と話す園長先生。
企業でも教育の現場でも、一つの組織を作り上げていくうえで、一番忘れてはいけないことは、
”みんなでここを、より良くしていこう”
と思う気持ちの一致です。
理想論ではなく、それを現実としている園さんが、リンドウのお客様には沢山いらっしゃいます。
そんな園さんを、もっとたくさんの経営者の方に伝えていかなくちゃ!と、使命感を感じた日でした。